創立50周年を迎えた兵庫県丹波市少年少女合唱団(塩見浩之代表)が、30日午後2時からライフピアいちじま(同市市島町上田)で節目の記念演奏会を開く。1975年の創立以降、歌い継いできた曲や、現役団員が力を入れている合唱曲、OGによるステージ、来場者と歌うコーナーなど、多彩な構成を組む。例年の定期演奏会などではミュージカルを取り入れたりしてきたが、今回は合唱にフォーカスし、市内小学1年―高校3年までの現役団員計36人がステージを彩る。
ステージは4部構成。第1部は歌い継いできた曲を中心とし、団歌や「こどもの世界」「この☆のゆくえ」などを披露する。「いっしょに歌おう!」と題した第2部は、現役団員と共に、歌が好きな市内小中学生や高校生、同合唱団OB・OGらで歌う。親しみある曲を中心に届ける。
第3部はゲストステージ。同合唱団のOGで、大阪芸術大学大学院修士課程2年の谷口晴菜さんが、ソプラノ独唱する。第4部は、再び現役団員によるステージで、力を入れて練習している「地球星歌」「未来へ」など、合唱曲を中心に披露する。
同合唱団は、当時の氷上郡内小中学校の音楽教員が設立。現役の音楽教員が中心になって指導に力を注いできた。毎年8月に定期演奏会を開くほか、12月にはクリスマスコンサートを開催。各地のイベントにも出演し、歌声を届けている。これまでに県くすのき賞、村尾育英会賞、県ともしびの賞を受賞した。
メンバーの北山みらいさん(中3)は、50周年について「長いなあ」と笑顔。演奏会で披露する曲「わたしは『とうふ』です」が気に入っていると言い、「ユニークな曲なので聴いてほしい」と話す。「今まで練習してきたことを最大限、表現したい」と来場を呼びかけている。


























