兵庫県丹波市氷上町福田の「福田観光栗園」で20日、今シーズンの栗拾い体験が始まった。秋の味覚の到来を待ちかねていたように、さっそく県内外から多くの人が訪れ、大粒の“丹波栗”の収穫を楽しんだ。この日は丹波市、丹波篠山市の店舗で生栗販売や栗料理の提供などを行う「丹波栗フェア」の初日。同園の栗拾いは約1カ月間、丹波栗フェアは11月3日まで行われている。
同園では2つの会場計3ヘクタールで約800本を栽培。早生の「国見」「ポロタン」から始まり、「筑波」「銀寄」「石鎚」の計5品種を植えており、順に収穫期を迎える。
加古川市から家族6人で訪れていた福﨑明美さん(43)は「ほぼ毎年来ています。丹波の栗はきれいだし大きい。渋皮煮を作るつもり」と笑顔。小学6年生と4年生の娘たちは「イガが刺さって痛かったけどそれも面白かった。いっぱい落ちてて、拾うのが楽しい」とうれしそうに話した。
同園の4代目代表、横田大成さん(36)は「猛暑の影響で枯れた木もあるが、実は例年並みに付いてくれた。平地の栗園なので、楽に拾ってもらえると思う。観光栗園で地域活性化につなげられたら」と話していた。
平日は午前9時―午後3時、土、日曜と祝日は午前9時―午後零時半開園。入園料は小学生以上1人500円。未就学児は無料。拾った栗は1キロ2000円で販売し、1キロ500円で皮むきサービスも行っている。
丹波栗フェアの詳細は公式ホームページで。



























