朝晩が涼しくなり、本格的な秋を迎えつつある兵庫県丹波篠山市。秋の一大特産物「丹波黒枝豆」の販売解禁が10月に迫るなど実りの季節が目前となる中、青々と葉が茂る枝豆畑や、色づき始めた柿の木にはすでに先客の姿が―。
群れをなして畑に陣取っていたのはスズメ。「チュン、チュン、チュン」の大合唱に望遠レンズを向けてみると、そのほとんどはくちばしの根本が黄色いため、今年巣立った若いスズメたちのようだ。みんなで器用に黒枝豆の葉や柿の木の枝に乗っては、草の実や葉に付いた虫を食べている。
スズメはえさが少なくなる冬に向けて秋ごろから集団を形成。みんなで行動することでえさを見つけやすくなったり、身を寄せあって暖め合うとされている。
若スズメたちも一足早く群れを作ることで、厳しい冬を乗り切る準備を始めているのかもしれない。「たくさんご飯を食べて、頑張って!」とエールを送っておいた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

























