丹波焼陶芸家らによるパフォーマンスや盆踊りを楽しんだり、7台のキッチンカーが提供する地元の“うまいもん”を丹波焼の器で堪能できたりするイベント「丹波焼のサト・デ・ナイトフィーバー」が13日午後3―8時半、立杭陶の郷(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭)で開かれる。同日に兵庫陶芸美術館で開催されるユネスコ創造都市ネットワーク国際会議の夕食会を兼ねた催しで、丹波篠山の食や伝統文化・工芸を国内外に広く発信しようと実行委員会(小山達朗委員長、10人)を組織し企画した。
飴などの菓子をまいて景気良く開幕。4時と7時の2回、丹波焼窯元「丹山窯」の森本祐介さんがジャグリングショーを上演する。6時からは「信水窯」の市野貴信さんによるマグロの解体ショー。流ちょうな口上に乗せ、巧みな包丁さばきで豪快に解体されたマグロは、握りずしとして6貫3300円で販売する(先着150人)。
7時15分から、日本民謡アーティスト「Seima」こと小林真弓さんの三味線と唄の生演奏で、デカンショ節などに乗せて盆踊りを楽しむ。同45分からは、ドローンや温泉入浴券などが当たる抽選会がある。
イベントの詳細はホームページ。
小山委員長は、「お子さまから大人まで、多世代で楽しめるイベント。丹波篠山の魅力を国内外に広くPRする機会としたい」と来場を呼びかけている。
■加盟7カ国、国内7都市から来訪
同会議は12―14の3日間の日程。同ネットワークに加盟している韓国、中国、タイ、オーストラリア、メキシコ、ナイジェリア、ブルキナファソの国外7カ国のほか、神戸市、山形・鶴岡市、大分・臼杵市、岡山市、静岡・浜松市、福井・越前市、滋賀・大津市の国内7都市から総勢約60人が参加する予定。
「日本の美しい農村、未来へ」をテーマに、地域の工芸・民俗文化を次世代に継承していくための施策などを話し合う。また、市内小学生による「こども親善大使」(16人)がデカンショ踊りを上演するほか、丹波焼の歴史や特徴などを発表する。


























