ギフト業と葬祭業のキクヤ(本社・兵庫県丹波篠山市東岡屋、遠山雅治社長)が、「つばめと風」のブランド名で展開している自社開発した洋菓子の直営店を二階町49―1にオープンした。同社は、「コンセプトの『幸せを遠くまで運んでいく』『丹波篠山を訪れた人に再訪してもらいたい』という世界観を体感できる店づくりを進め、ちょっとした手土産やお返しの品に使いたい、と思ってもらえるようPRしていきたい」と意気込んでいる。また、同店オープンに合わせて開発した新商品「ブールドネージュ」の販売も始めた。
店舗名も「つばめと風」。骨とう屋だった建物を改修した。古き良きたたずまいを残す城下町の中にあるため、「古」の良さと新しさを同時に感じてもらえる外観にし、内装は自然な風合いで、つばめと風が持つ優しくてふんわりとした世界観を演出した。
今年3月に初めて自社開発した洋菓子「丹波篠山黒大豆とチーズのタルト」「丹波篠山黒大豆と丹波栗のタルト」(共に4個入り1000円)を販売。新商品のブールドネージュは、フランス語で「雪の玉」を意味し、粉砂糖をまぶした雪玉のような丸いクッキーで、表面はさくさくと、口の中ではほろほろと溶ける食感が特徴。丹波の黒豆きな粉をまぶした「きなころろん」(6個入り670円)と、栗パウダーを使用した「くりころろん」(同)の2種類を用意している。同社は、「新しい丹波篠山の名産品として広まればうれしい」と話している。
同社のタルトは、同市内の土産物店やサービスエリア、市外の道の駅、宿泊施設などで商品の取り扱いを増やしており、今月13日で閉幕する大阪・関西万博会場でも販売している。
営業時間は、10月中は午前10時―午後5時。それ以外の月は午後4時まで。当面、休まず営業する。





























