「風呂吹き谷」で風呂吹き大根 有志が”男の料理”ふるまう のぼり立て雰囲気盛り上げ

2025.11.09
丹波市地域地域観光

初めての「風呂吹き大根まつり」を企画した有志ら=兵庫県丹波市春日町下三井庄で

風呂吹き谷で風呂吹き大根召し上がれ―。兵庫県丹波市春日町下三井庄の有志らが、初めての「風呂吹き大根まつり」を同地区の「須磨子の広場」で開いた。詩人・深尾須磨子の生誕地記念碑が立つ場所で、春に環境保全の整備を行ったのを機に初めて企画。約60人が出来たての風呂吹き大根を味わった。

発起人は岡田龍雄さん(73)、畑正昭さん(74)、畑善美さん(同)、岡田得嗣さん(71)の4人。記念碑のそばを流れる川は「風呂吹川」、その川に沿った谷は「風呂吹き谷」と呼ばれており、地名にちなんで「風呂吹き大根まつり」のアイデアが出た。

「男の料理」で朝から風呂吹き大根を調理。のぼりも用意して雰囲気を盛り上げた。

同地区で増えている移住者との交流を目的に行われた地区の行事「史跡めぐり」と合わせて実施。モルックの体験や農産物の販売もあった。

岡田さんは「Ⅰターンの人たちにも地域の史跡を認識してもらえ、交流ができて良かった。ここの魅力も伝えられたのでは」と笑顔で話していた。

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