サルより先に 出没抑制に「柿」収穫 市内外の住民が甘さ堪能

2025.11.06
地域注目自然

柿収穫イベント「さる×はた合戦」で、高枝切りばさみを使って柿を取る参加者=兵庫県丹波篠山市瀬利で

兵庫県丹波篠山市畑地区のみたけの里づくり協議会が、サルの出没を抑制する柿収穫イベント「さる×はた合戦」を行った。丹波篠山市内を中心に三田市や神戸市などから約40人が参加。約800キロを収穫し、分け合った。

今年で13回目。7カ所に分かれて実施した。民家前では参加者が、低い所は手でもぎ、高所では高枝切りばさみの使い方を教わって収穫した。それぞれに同協議会のスタッフが付き、「収穫するのは後、まずは丸かじりを」と勧め、参加者たちが甘柿の甘さを堪能していた。

イベント当初から毎年参加しているという夫妻は、「都市部に住む知人に少し早いお歳暮として、黒枝豆と一緒に送っている」と話していた。

収穫した柿は参加者が持ち帰ったほか、篠山東雲高校がジャムに加工し、ふるさと納税の返礼品にする。

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