下宿中 民家に毎晩「イソヒヨドリ」 「名前付けようかな」

2025.11.08
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毎日、夕刻になるとアルミサッシの上に陣取る「イソヒヨドリ」のオス。寝床を拝借しているよう=2025年11月7日午後5時32分、兵庫県丹波市内で

兵庫県丹波市の住民から「鳥部」に一報。「うちの家に毎晩、鳥さんが泊まりに来るんです」―。日が落ちてから現場に行くと、確かにアルミサッシの上に鳥の姿。「イソヒヨドリ」だ。

全長23センチほど。オスは頭からのど、背中にかけて美しいダークブルーで、腹部は赤茶色。メスは全体的に灰褐色。季節的な移動はしない。

住民宅に〝下宿〟していたのはオス。まだ羽がきれいに生えそろっていないため、今年巣だった幼鳥とみられる。

住民の女性によると2週間ほど前から姿を見せるようになり、毎日夕刻になると軒下に。近くを歩いても逃げず、朝になると姿を消しているがまた戻ってくるそう。

名の通り、本来は海辺に暮らすが、近年、内陸に進出。ビルやマンションなどの建物の隙間をねぐらにすることがあるという。

女性は、「毎晩、3歳の娘が『おやすみ』と言っている。かわいくなってきたので、そろそろ名前を付けようかな」。身近に生まれた鳥と人の交流にほっこり。

お気に入りの寝床

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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