兵庫県北最大級の多肉植物販売イベント「BOTANICAL TAMBA」が16日午前10時―午後4時、丹波年輪の里(丹波市柏原町田路)で初開催される。県内外29の多肉、6店のガーデン雑貨が出店する。主催者は、「初心者からベテラン愛好家まで楽しんでもらえる。商品は数百円のものもある。ハンドメイド好きも気軽に遊びに来てもらえれば」と来場を募っている。
多肉ショップの「KASUGADOU」(丹波市)と、「BOSS.SUCCULENT」(丹波篠山市)の主催。各地の即売会に出店する両店が、同業者に声をかけた。西は山口県、東は愛知県から出店する。愛好家の中で著名な愛知県常滑市の「ナコリ!アンティーク」がリメイクガーデン雑貨を販売。人気店を目当てに、近郊にとどまらず、県外から広域的に集客できるとみている。
葉がバラのように並ぶ「エケベリア」、トゲや白い毛を持つ「アガベ」、ぷっくり透明感のある葉が特徴の「ハオルチア」などのほか、根や茎が膨らんだ塊根植物などが販売される予定。
KASUGADOUの永廣知哉さん(48)、久美子さん(45)夫妻は、「今が多肉のベストシーズン。全部の店をゆっくり見て回って、知らないことを店の人に聞いてもらえれば。おしゃべりにだけでも来て」と来場を呼びかける。
コロナ禍の巣ごもりの癒やしにとファンが増え、前後に参入する人が増えた。全国で毎週末のように多肉イベントが開かれている。近隣では、京都府福知山市で年2回、北近畿最大級の植物市が開かれている。県北部はあまり盛んではなく、イベントを機会に愛好家を増やしたい意向。
キッチンカーが並ぶ「丹波で秋の実りマルシェ」も同時開催。


























