国立新美術館(東京都港区)で23日まで開かれている美術公募展「日展(日本美術展覧会)」の書部門で、坂部泰子さん(兵庫県丹波篠山市乾新町)が4年連続5回目の入選に選ばれた。「5回目なので喜びもひとしお。家族の支えに感謝している。会友を目指して頑張りたい」と話している。
同部門には9059点の出品があり、1136点が入選に選ばれた。
坂部さんの入選作は、折帖のかな作品「源氏物語」。同物語の巻名の一つ「花散里」をしたためた。「淡々と静かな“表情”で書きたいと思った」と言い、約1年がかりで仕上げた。
読売書法会理事。今夏、読売書法展の審査員を務めた。市高齢者大学の一つ「あおやま学園」や、自宅で指導している。
坂部さんの作品は、来年4月16―25日、大阪市立美術館天王寺ギャラリーで開かれる巡回展の一つ「大阪展」でも展示される。




























