兵庫県丹波篠山市消防団女性班のメンバーらがこのほど、味間認定こども園を訪れ、防災教室を開いた。ダンスを通して、地震や火災の時に反射的に適切なポーズをできるようにする訓練を紹介。園児たちは楽しみながら身を守る方法を学んでいた。
慶応義塾大学の研究室が開発した「さるさるサンバ」。音楽に乗せてゲーム感覚で▽地震が起きた際に机の下に身を隠す「サルのポーズ」▽机がない場合にしゃがみこんで手で頭を守る「ダンゴムシのポーズ」▽火災の際に煙を吸い込まないよう、姿勢を低くし、手で口と鼻を押さえる「アライグマのポーズ」―が覚えられる。
園児たちは、女性班からポーズの紹介を受けると早速、音楽に合わせて挑戦。次々と動物の名前でポーズの指示が出る場面もあり、笑顔でダンスを楽しみながら、体と頭を使って防災を学んだ。
2018年に発足した女性班は、火災現場に出動することはないものの、防火の広報や予防啓発などの場面に登場したり、女性ならではの視点で消防に関する提案を行ったりしている。
さるさるサンバがあることを知り、市内の子どもたちに伝えようと企画。今後、他園も回る予定。




























