兵庫県丹波市は、役目を終えたマンホールのふたを数量限定で販売する。いずれも旧町時代に設置されていた12枚。昨年も販売したところ、オブジェやガーデニングの材料に使いたいと応募が数多く舞い込み、物によっては1枚に40人が購入を希望するなど大好評だった。市は「庭や玄関回りの装飾、店舗のディスプレイなど、暮らしの中で新たな役割を持たせてみては」と呼びかけている。最低売却価格は1枚3000円(税込)で、購入希望金額が最も高い人を購入者とする。
鋳鉄で、直径60センチ、厚さ5センチほど。重さは40キロほどある。市島、柏原、山南、氷上の旧4町のふたで、地域によってデザインが異なり、マツやケヤキ、クリなどが表現されている。いずれも老朽化による更新で役目を終えた。
昨年、市は「廃棄するより、需要があるなら」と販売。抽選で購入者を決めたが、需要が確認されたことから、今年は入札方式に変更した。
全国的に自治体がマンホールのふたを販売する事例は多く、庭のオブジェや踏み石として活用する人がいるという。経年による“味わい”を感じたり、磨くことで違う趣きが現れたりと、楽しみ方は人それぞれ。
申し込みは、黒井浄化センター(春日町黒井)に引き取りに来られる人が対象。12月19日までに、市下水道課にメール(gesuidou@city.tamba.lg.jp)で申し込む。1人1枚まで。



























