
新発売した「丹波櫻 特別純米新米新酒」を手にする蔵人ら=兵庫県丹波篠山市井ノ上で
櫻酒造(兵庫県丹波篠山市井ノ上)が、新米を使った限定酒「丹波櫻 特別純米新米新酒」を発売した。同酒造は、「新米の酒米を使った“初物”として毎年、好評をいただいている」と言い、「切れがあって、すっきりとしており、濃いめの鍋でも淡白な刺し身でも邪魔をしない。年末年始に、ぜひ味わっていただけたら」と話している。
丹波篠山市内で栽培した酒米、五百万石を使用。高温が続いたと思ったら、朝晩は冷え込んだりと、目まぐるしく変わる気温に合わせた温度管理に苦労したという。
柴田航工場長(45)は、「酵母の機嫌を取るのが大変だった」と苦笑しつつ、「心配したけれど、良い酒に仕上がった」とほほ笑む。蔵人らは、「熱燗でも常温でもいける。おすすめはやっぱり鍋」と笑顔で話している。
720ミリリットルで、3500本の限定生産。アルコール度数は15度以上16度未満。同酒造併設の直売所は1500円、スーパーなどでは1595円。
直売所は月―土曜の午前8時半―午後5時。


























