日本酒の福袋 老舗酒造会社が販売 「ハレの日楽しんで」

2025.12.15
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予約販売のお得な福袋と、まもなく販売が始まる「奥丹波木札」=兵庫県丹波市市島町上田で

創業300年以上の歴史を誇る老舗酒造会社「山名酒造」(兵庫県丹波市市島町上田)が、中高価格帯の日本酒を詰め合わせた福袋「山名之福袋」の予約販売を始めた。12代目蔵元の山名洋一朗さん(35)は「日頃の感謝の気持ちを込めたお得な日本酒セット。ハレの日を楽しんでもらえたら」とほほ笑む。8888円(税込み)。

純米大吟醸を含む、常温で保存可能な4合サイズの日本酒5本(1万5000円相当)をセットに。袋は、実際に酒米を入れていた30キロ用の米袋を再利用している。

酒蔵にとって冬場は仕込みの最盛期。「年始から酒を造るため、初売りに1度も行ったことがない」という山名さん。買いに行けないのなら、酒蔵らしい福袋を売ってみよう、と遊び心から考案した。取り組みを始めた昨年、交流サイト(SNS)で告知したところ、反響が大きく即完売したため、今年は販売数を増やすという。

「いつも買ってくださる丹波地域の方への恩返し」と、直売所に引き取りに来られる客のみに販売。予定数に達し次第、受け付けを終了する。引き取り期間は来年1月4―31日。

年末年始向けの同社の人気商品「奥丹波木札」は16日から丹波地域住民に先行販売する。一般販売は20日から。4840円(税込み)。

 

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