華やかな「祝いの器」 窯元チョイスの100種展示・販売 1月25日まで丹波焼「横丁」

2025.12.24
丹波篠山市地域注目買う

華やかな祝いの席に見合うやきものがずらりと並べられた企画展ブース=兵庫県丹波篠山市今田町上立杭で

 丹波伝統工芸公園立杭陶の郷(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭)内の丹波焼展示直売所「窯元横丁」で、企画展「祝いの器」が開かれている。祝い事や集まる機会が多い年末年始の宴の席に見合った華やかな丹波焼の器を各窯元がチョイス。約100種を展示、販売している。価格は1500円くらいから。来年1月25日まで。

 約30窯元が出品。パンジーやツバキの花を精細に描いたマグカップや、ピンク、赤、黄色の釉薬が縁に施され、中央に向かうにつれて淡く発色する皿、長寿や繁栄の象徴とされるエビが描かれた小鉢や徳利、来年のえと「午」が駆ける姿をいきいきと描いた皿などが目を引く。

 赤銅色に発色する釉薬を施し金属を思わせるような仕上がりのコーヒーカップや、ずんぐりとしたネズミを連想させるフォルムに彩色線象眼で器面に美しい模様を描いた酒器なども並び、窯元ごとの感性の違いが感じられる見応えのある企画展となっている。

 午前10時―午後5時。火曜定休。29日―1月1日は年末年始休館(2、3日は午後4時までの時短営業)。

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