関西代表するスポーツ拠点へ 再整備の「旧丹波少年自然の家」 3面の人工芝サッカー場など

2026.02.21
丹波市地域地域注目自然観光

再整備後のパース図。目玉となる3面の人工芝グラウンドなどが描かれている(丹波市提供)

2027年度に供用を開始する、兵庫県丹波市青垣町の旧丹波少年自然の家の再整備の実施設計がまとまり、大規模なスポーツ大会やイベント実施を見据え、目玉に通年運営や雨天時に運営できる人工芝のサッカーコートを3面整備することなどが盛り込まれた。競技と宿泊が同一敷地で完結する利便性を生かし、女子スポーツに特化して集客力を高め、関西を代表するスポーツ拠点とすることを目指す。丹波市は3月定例会で工事請負契約の締結議案を提案する。

サッカーのほか、コートを示す白線や防球ネットを工夫し、ラグビー、ラクロスにも対応する。第1コートにナイター照明を設置。第3コートは、取り外し式のラグビーゴールを設置する。

メインの宿泊施設の本館は、主にスポーツ合宿や自然学校などの団体を対象とする。化粧室を備えたシャワー室を新設。大浴場を避けたい利用者、女性利用者の利便性を高める。新たに物販コーナーを設ける。宿泊室は、既存レイアウトを踏襲、2段ベッドを使う。

本館に次ぐ宿泊機能のあるセンターロッジは、指導員宿泊室を改装、少人数の女性利用者が個室宿泊できるようにする。

炊事場は4棟を改修。子どもの利用が中心だったが、ターゲット拡大に合わせてキャンプ利用者の使用増を見込み、子どもも大人も使いやすい施設に改める。

既存設備を生かしつつ、一部、温水の利用ができるようにする。屋外トイレの洋式温水便座化を進め、快適性を向上させる。

小学生の自然学校は、1人当たり1泊料金を市内1100円、市外3300円に設定する。市内全校が利用する方向。昨年12月に市が開いた阪神丹波地域の小学校向け利用説明会に86団体が参加した。

愛称は、「CAMPus(キャンパス)丹波」。アウトドアの「キャンプ」、自然学校などの教育的要素の「キャンパス」、「みんなで」の意味の英語「us」を盛り込んだ。人が集う場として幅広い利用を目指す思いを込めた。

運営事業者は「R.project」(千葉県鋸南市)。施設整備などは同社を代表する連合体「丹波フォレストグループ」が実施する。

本館やセンターロッジの給排水衛生施設の劣化や、敷地内建物のアスベスト対策などで工事費が増額。施設の安全対策費を含め、市は18・4億円を負担する。

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