市が運用開始 携帯メールでどこでも通報

2010.12.05
ニュース

 丹波市 (生活支援課0795・74・0221) は、 言語機能障害者や聴覚障害者が緊急時に携帯電話のメール機能を使って市消防本部に通報できるシステムを整備し、 1日から運用を開始した。 緊急時の対応に役立てようと、 登録者にはかかりつけ医や持病の状況などを聞き取る作業も行い、 来年1月1日からの本格運用とする。

 登録者は、 現在の場所や症状を送信。 消防本部の通信指令室にあるパソコンに登録者からのメールが入ると、 ブザーが鳴り、 ランプがつく仕組み。
 2003年4月から、 障害者の自宅にファクスを置き、 消防本部の通信指令室に通報できるシステムを運用しているが、 携帯メールに対応することで、 外出先からでも通報ができる。

 市ろうあ協会からの要望を受けて、 取り組んだ。 市は同協会や広報紙などを通じて登録を呼びかけている。 ファクスでの通報システムも継続する。 対象となる障害者は市内で約380人。

関連記事