JA丹波ささやまは、 17日から大型トラックの荷台部分を店舗窓口に改装した 「金融移動店舗車」 の運行を開始する。 移動型の店舗の導入は県内金融機関で初の取り組み。 市内の旧支店6店舗を巡行し、 各種金融サービス事業を展開する。 同JAは、 「 『動く窓口』 として、 旧支店周辺の組合員の人たちにサービスを提供していきたい」 と話している。
愛称は 「ふれあい号」。 金融を扱う信用端末などを搭載し、運転手、専任担当職員1人のほか、 旧支店を管轄する近隣各支店から職員らが乗車する。
巡行するのは現在、 閉店している▽草山 (本郷) ▽大山 (大山新) ▽古市 (古市) ▽後川 (後川上) ▽福住(福住)▽大芋 (中) ―の各支店。 1時間15分から1時間30分滞在し、 普通、 定期貯金や公共料金の支払いなどの信用事業のほか、 共済事業、 営農・経済事業などを行う。
同JAでは2006年、 18あった支店を6店に集約。 旧支店にはATM (現金自動預払機) を設置しているが、 高齢化が進み、 自家用車などで近隣支店に出向けない人がいることを考慮し、 2年前から移動店舗車の導入を計画していた。
問い合わせは各支店か渉外担当者まで。 同JA本店 (079・594・1121)。