認定こども園あおがきの開設に伴い3月末で閉園となる神楽保育園 (青垣町文室) の跡地に、 朝来市の社会福祉法人が、 児童養護施設の開設を検討している。 地元自治会に説明会を開き、 合意を得ている。 進出すれば、 丹波地域で初の施設となる。
朝来市で児童養護施設 「若草寮」 と児童家庭支援センター 「リボン」 を運営する南但愛育会 (朝来市、 田中潤理事長) が、 同用地を所有している青垣福祉会 (足立正二理事長) に打診。 地元の文室自治会の受け入れ決定を得て、 前向きに協議を進めている。
南但愛育会によると、 若草寮の定員60人のうち、 半分の30人を神楽に移す方向で検討している。 園舎は取り壊し、 子どもたちが居住する寮を建設する予定。 年齢に応じ、 寮から通園、 通学する。 建設費の4分の3が国、 県の補助金となることから、 予算化をめざし、 県と協議を進める。
児童養護施設は、 県内に31 (県管轄が17、 神戸市管轄が14) あり、 若草寮は、 県北部唯一の施設。 1951年に定員20人で開設され、 現在3―18歳の57人が生活している。