店・車狙う窃盗が増 丹波署昨年まとめ

2011.02.10
ニュース

 丹波署は、 昨年1年間に丹波市内で発生した刑法犯認知件数と交通事故件数をまとめた。 刑法犯の総数は500件で、 前年から21件減少。 交通事故も人身事故は293件で、 前年から8件減少。 いずれも年々、 減少傾向にあるが、 刑法犯では出店荒らしや自動車の部品ねらいなどの窃盗が増加、 交通事故では高齢者の亡くなる割合が高く、 同署は注意を呼びかけている。

 刑法犯では、 侵入窃盗91件 (前年80件) のうち、 事務所荒らしが16件、 出店荒らしが18件で、 いずれも8件増加 (前年比)。 倉庫荒らしも7件増えて (同) 10件となった。 非侵入窃盗224件 (前年209件) のうち、 主に自動車に搭載するカーナビゲーションをねらった部品ねらいが30件あり、 13件増加 (前年比) した。 さい銭ねらいが10件で、 8件増加 (同) した。

 一方で、 暴行や傷害などの粗暴犯は16件で7件減少 (同)。 自動車や自転車、 オートバイをねらった乗り物盗も56件で、 29件減 (同)。 車上ねらいも66件で、 12件減った (同)。 器物損壊は82件で、 14件減少 (同)。

 同署は、 「店舗や事務所、 さらには車の中に貴重品を置かないということを徹底してほしい」 と話している。

 交通事故では、 人身事故293件 (前年比8件減)、 負傷者366件 (同36件減) で、 いずれも件数は減少傾向にあるのに、 高齢者が関係する割合は、 人身事故で23―25%、 負傷者で19―21%の間で推移している。 死者5人 (前年比3人増) のうち、 4人が高齢者。

 人身事故のうち、 車両相互の事故が209件で、 うち追突が105件、 出合い頭が71件で大半を占める。 同署は、 「死者には農業機械の転倒によるものや、 駐車場内での事故も含まれており、 ちょっと注意すれば防げたケースもある。 スピードを落とし、 前方を注視し、 曲がる際には慌てず、 『もう一度確認』 という意識を持ってほしい」 と話している。

 

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