篠山署は、 昨年1年間、 市内で発生した刑法犯認知件数と交通事故件数をまとめた。 刑法犯は413件と前年より17件減少したものの、 丹南篠山口インター周辺で空き巣が多発しており、 同署は警戒を呼びかけている。 交通事故は、 前年比169件増の1791件。 物損事故が前年より170件増と大幅に増加した。
刑法犯は、 窃盗が295件 (前年比1件減)。 その中でも増加が目立ったのは空き巣で、 前年比34件増の46件。 このほか、 事務所荒らしが19件 (同15件増)、 自転車盗が46件 (同9件増) だった。
頻発する空き巣への防犯対策として同署は、 ▽留守を悟られないよう、 郵便物や新聞はため込まない▽外出する時は、 近所にひと声かける▽空き巣は、 犯行前に必ず下見をするので、 不審者や不審車両を見かけたら遠慮なく110番を―などと呼びかけている。
交通事故は、 物損が1571件、 人身は220件 (同1件減)。 負傷者は284人 (同2人減)、 死者は1人 (同3人減)。
人身事故の大半が車同士によるもので、 依然として交差点や高齢者が関わる事故が多く、 交差点での出合い頭 (45件) や追突 (70件) が大半を占めた。
同署は 「わずかな油断で事故が起きるので、 運転中は気を引き締めて」 と呼びかけ、 「交差点での事故要因は、 一時不停止や信号無視。 引き続き、 取り締まりを強化する」 と話している。
丹波地域は高齢者の免許保有率が高いことから、 交通安全教室などの予防対策にも力を入れ、 運転免許自主返納制度を市と連携して促進するとしている。