任期満了に伴う篠山市長選挙が2月13日、 告示された。 いずれも無所属で、 現職の酒井隆明氏 (56) =岩崎=と新人の鈴木一誠氏 (68) =東新町=が立候補。 財政や人口減少など差し迫った市の課題の解決策などを市民に訴え、 選挙戦を展開している。 投開票は2月20日。 1999年の市合併以来4度目の市長選となる。
告示日、 酒井氏は午前午前9時半、 JA丹波ささやま広域農業研修センター (大沢) で出陣式を行った。 約230人の支援者を前に、 財政再建、 兵庫医大篠山病院の存続、 市役所改革、 新しいまちづくり―など1期目の実績をアピールした後、 「篠山の良さを伸ばし、 篠山の時代をつくる」 と訴えた。
13日夜、 同センターで個人演説会を実施。 19日まで毎日、 11カ所で演説会を開く。
締め切り直前になって立候補届を終えた鈴木氏は、 市役所前で第一声。 「まずは借金をどうするかが最大の課題。 無駄遣いは山ほどあり、 仕分けは国だけがするものではない。 必要なものと必要でないものを分類し、 必要なものにだけ公金を使うべきだ」 と、 財政再建を最重要課題に掲げた。
選挙カーなどは使わず、 選挙公報とポスターを中心に支持を呼びかける予定。