丹波市は、 総額575億3590万円 (対前年度比2・8%増) の2011年度当初予算案を発表した。 一般会計が3・9%、 公営企業会計 (水道) が7・9%増加、 特別会計が0・6%減った。 辻重五郎市長は、 「経済対策を最重要視した」 と話している。 3月1日開会の市議会定例会に提案する。
市税は、 個人市民税が減ると見込む一方で法人市民税が増えると見込み、 ほぼ前年度並の71億2213万円とした。 地方交付税も前年度と同額の123億5000万円を見込む。 市債は、 水道施設の統合への繰り出し、 道路網整備、 小中学校整備事業の増加などで微増の53億3470万円。 繰入金は前年度から82・2%増の大幅な伸びで、 16億6505万円。 3億200万円の買戻し特約財源基金を、 企業誘致にあてる基金に積むなどした。
経常収支比率は0・8悪化の93・7%。 実質公債費比率は2改善の13・1%。。 将来負担比率は2・3改善の95・2%。 3指標とも平均的な水準。
市債残高は、 一般会計で22億円減らし、 391億円、 特別会計と公営企業会計を含めると総額880億円。 前年度より33億円減らした。
基金残高は、 約58億円の財政調整基金、 約35億円の地域振興基金など、 一般会計総額で約121億円。 前年度より約11億円減らした。