来春の大学などの卒業予定者や、 35歳未満の就職希望者を対象にした就職面接会 「就職フェアinたんば」 (丹波地域人材確保協議会) が4月9日、 丹波市の柏原住民センターで行われた。 篠山市、 丹波市の事業所34社がブースを出し、 求職者に業務内容を説明したり、 質問を受けるなどした。
34社の業種の内訳は、 製造18社、 医療・福祉7社、 金融・保険5社、 販売・サービス3社、 建設1社。 参加者は一般73人、 学生97人の計170人で、 昨年の224人 (一般103人、 学生121人) より54人減少。 求人の合計数は学生149人、 一般60人の計209人で、 昨年の194人 (学生140人、 一般54人) を上回った。
丹波地域の製造業者を希望する理工学系の学生が少ない反面、 文系の学生が金融系に集中するといったミスマッチも依然としてあり、 介護、 看護系職種は、 求人は多いものの希望する人が少ない傾向も続いているという。 同フェアでもその傾向がうかがえ、 金融機関のブースには学生らの長い列ができた。
篠山市の医療法人紀洋会の担当者は、 「高齢化が進む中、 景気に左右されない職種であることや仕事をしながら資格取得できることをアピールした」 と話していた。