2戸7人の八幡町が東町自治会編入 丹波市内最小の自治会

2011.05.19
ニュース

 2戸7人と、 丹波市内最小の自治会、 氷上町八幡町自治会が、 今年度から隣接する東町自治会に編入し、 39年の歴史に幕を下ろした。 もともとアパート住民が中心の自治会で、 アパートの閉鎖、 取り壊しで自治会員が減り、 決断した。 成松連合区は12町が11町に、 市内の自治会数は299から298になった。

 同自治会は、 1972年7月1日に誕生。 氷上町内で2番目にできたアパート 「甲賀荘」 があり、 32世帯80人以上が暮らしており、 「30戸あれば独立できるのでは」 と、 東町から分かれた。 名称は、 自治会の真ん前の甲賀山の麓にある八幡さんからとった。

 1980年代は子どもも多かった。 こども会もあり、 自治会の親睦バス旅行もあった。 公民館はなく、 集会が必要な場合は、 アパートの空室や倉庫を使った。 自治会費は長く600円 (昨年度から1000円) だった。

 当初はアパート住民も自治会の役員を担当していたが、 入居者の減少、 また高齢化で、 アパートの大家の北野敏夫さん (67) が20年にわたって自治会長を務めることに。 北野さん夫妻と息子、 一家でいくつもの自治会役員を兼務した。 アパートも、 2年前に解体。 最終的に北野さんを含む一戸建て2世帯だけとなった。

 

関連記事