来年度から連携型中高一貫校となる県立氷上西高校 (加藤昌宏校長) が、 「レインボープラン」 と名づけた7つの学校改革に取り組んでいる。 学校生活から、 教育課程、 地域連携など、 包括的なもので、 今年度内に全て実行する。
来年度から実施するのは、 中高一貫校への改編のほか、 ▽新制服への変更▽大学等との連携で、 3類型の設置▽修学旅行の見直し―。 すでに取り組んでいるのが、 ▽大学進学対応の教育課程の強化▽部活動への全員入部▽丹波市や地域の団体、 関西大との連携強化―。
類型の新設では、 従来、 進学と就職だけだったものを、 進学型、 情報型、 就職型の3つとする。 新設する情報型では、 情報処理検定とITパスポートの資格取得を視野に、 大学教員など、 外部から講師を招く。 コンピュータを使えるようになるだけでなく、 コンピュータを使ったプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を磨くことをめざす。
進学型では、 国公立大や難関私大を目指す生徒のために、 3年生で 「日本史B」 を2時間設けたほか、 生物、 数学、 日本史を科目選択し、 受験対策ができるように変えており、 個別対応の補習をするなど、 力を入れる。 就職型は、 これまでから力を入れている技能や資格取得の徹底につとめる。
修学旅行は、 現在の北海道スキー旅行を継続するか、 海外を含む体験的な学習ができるものにするか検討中。
制服は、 3点の候補を選んでおり、 連携校となる青垣中、 氷上中でも展示し、 アンケートなどをとり、 7月のオープンハイスクールで決定したものを生徒のファッションショーで披露する。