今年度末に方針 学校適正配置で意見交換

2011.06.09
ニュース

  「青垣地域のこれからの教育を考える会」 (足立宏之会長) は6月3日、 青垣住民センターで 「明日の学校・学力・地域を考えるフォーラム」 を開いた。 住民や教職員ら約200人が参加し、 地域の児童数の推移の現状を聞いたり、 検討されている対応案などについて意見を出し合った。 同会は、 青垣地域における学校適正配置のあり方について、 今年度末に一定の方針をまとめることも示した。

  「考える会」 は昨年9月に発足。 5回の会議を開いてきたが、 広く住民に現状を知ってもらおうと、 初めてフォーラムを開いた。

 市教委は、 地域の4小学校と、 1中学校について、 1990―202015年度までの児童生徒数の推移を提示した。 青垣地域の小学生は、 25年間で約440人減り、 4年後には児童数50人以下の学校が2つできる。

 また、 市立学校適正配置等検討委員会が答申で、 小学校の適正規模は 「全学年に2学級が確保できる246人以上」 などと結論づけ、 青垣地域では▽4小学校の統合▽氷上西高校とも連携した幼小中一貫教育の導入▽4校が連携する小規模校ネットワーク―の3つを具体的解決案として示したことを説明した。

 参加者からは 「小規模校ネットワークは具体的にどのような案か」 と質問があり、 市教委は 「算数や理科など、 少人数の方がよい教科は各学校で勉強し、 合奏や合唱、 球技などは4校が一緒に勉強する仕組み。 ただし、 進度がそろっていなければならず、 学校間の移動に時間がかかるという課題もある」 と答えた。

 

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