「篠山小学校校舎検討委員会」 (委員長=酒井隆明市長) の4回目の会合が6月14日、 同校で開かれ、 5棟ある校舎のうち、 児童らの使用頻度が高い3棟で耐震応急措置を行う案をまとめた。
応急措置を行うのは、 普通教室などがある2号棟、 4号棟と音楽室や図書室などの特別教室がある3号棟。 前回会合で示されていた措置方法の中から、 外壁に鋼鉄製の筋交いを、 教室を隔てる壁には木製の筋交いや構造用合板を入れる案が採用された。
3棟分にかかる費用は概算の見積もりで最高約7000万円。 工事により、 耐震についての総合評点 (建築基準法では1・0) が、 建物自体が倒壊しないレベル 「0・7」 程度まで引き上げられるという。
工期は夏ごろを予定。 同委員会メンバーで、 才本建築事務所の才本謙二さんによると、 1棟につき、 1カ月半ほどで工事が完了するという。