県「地域の夢創造事業」

2011.07.18
ニュース

 県の当初予算のうち、 今年度から創設された 「地域の夢推進事業」 のハード分がまとまった。 丹波県民局管内では、 事業は3年間で、 初年度はハード事業に1億円、 ソフト事業に5000万円の計1億5000万円を計上。 事業主体は、 県単独か市の事業に補助する。 丹波らしい景観、 史跡・城跡を活用したサイクリングロード整備、 丹波栗の再生に向けた生産基盤整備など。 事業内容は、 次のとおり。

 【丹波サイクリングロードの整備 (丹波市市島町) 】丹波地域のハイキングコースや観光資源を相互に結びつけるコースを整備。 今年度はモデルとして、 丹波市商工会市島支部がマップを作った市島サイクリングロードのコースのなかで、 川沿いコース5キロのうち、 整備の必要な区間500メートルを整備。 1100万円【たんば風景街道名所づくり】県道篠山山南線の川代恐竜街道 (丹波市山南町―篠山市) のうち、 恐竜化石発見現場を中心に歩行者のための案内板を2カ所に設置。 500万円【丹波もみじの郷推進事業 (丹波市青垣町)】紅葉の名所として丹波観光をアピールするため、 高源寺 (青垣町桧倉) に公衆トイレを整備。 1500万円【丹波ブランド再生モデル総合対策事業 (篠山市・丹波市、 丹波栗再生モデル大作戦)】▽丹波栗栽培面積拡大をはかるための丹波栗再生モデル園を新設、 整備して植栽展示▽すでにある栗園には、 計画的なせん定を実施し、 病害虫の発生を抑制、 生産量を確保。 日射制御拍動潅水装置による大量安定生産技術を導入▽冷蔵庫、 温湯消毒機、 皮むき機などを整備▽丹波栗ブランド推進のための戦略会議、 ブランド向上活動推進。 1000万円【里山文化創造事業 (篠山市大山地区)】里山に囲まれた木造の歴史的建造物 (国登録文化財の西尾家住宅) を改修する。 都市と農村交流、 コミュニティビジネス創出の交流拠点を整備。 700万円【地域の子供笑顔支援プロジェクト (学校閉校後の支援、 篠山市後川地区)】西山川を整備し、 オオサンショウウオの生育・生息環境を整え、 子どもたちが観察などを続けられるよう活動を支援する。 学校統廃合により閉校した校区で、 今まで行ってきた小学校区単位での地域活動が引き続き行えるようにする。 600万円【他圏域との交流を支える生活環境整備】丹波市―朝来市の国道429号生野峠付近の未改良区間改良、 待避所設置▽主要地方道三田―後川上線の篠山市と三田市の境界付近の未改良区間の狭隘部拡幅▽篠山市の一般県道市野々西野々線の未改良区間改良。 4600万円

 

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