丹波市が山南町阿草地内で予定している道路改良工事の入札において市の積算ミスが原因で落札者決定を取り消した問題で、 市は8月30日、 氷上住民センターで同入札に参加した19社を対象にした説明会を開いた。 業者からは、 ミスが起きた場合の市の対応策や 「決定取り消し」 の判断基準の明確化を求める声が相次ぎ、 市は再度、 今後の方針を明らかにする場を設けることを約束。 同工事の再入札を9月1日に再公告する予定だったが、 延期することを決めた。
市によると、 同工事は制限付一般競争入札で、 6月15日に公告。 7月11日に開札し、 12日に落札者を決定した。 翌13日に設計書を再点検したところ、 舗装するアスファルト合材の単価を誤ったため、 設計額が約500万円少ない積算となっていることが判明。 これを受け、 市は本来なら失格とすべき業者を落札者としたことや、 約500万円もの積算ミスだったことから、 公正な入札ではなかったと判断した。