畑小学校と城北小学校の統合について議論を重ねている 「統合推進委員会」 がこれまでの会合の議論で、 統合後の校名について、 「公募方式で新しい校名を募集する」 とする方針を打ち出した。 今月14日に推進委員会としての報告書を議決することを目指している。
6月に発足した同委員会では、 9月1日までに計4回の会合を開催。 議論をもとにした報告書作成を進めており、 新校名については、 「一つの学校となって新たな歴史を刻んでいくという視点から、 新校名を検討する」 とし、 「公募によって名前を募り、 準備委員会 (11月ごろ発足予定) で協議する」 とした。
2010年4月に日置、 雲部、 後川の3小学校が統合した城東小学校でも、 公募方式で新校名が決まっている。
素案ではほかに、 市教育委員会規則などで通学距離が 「4キロメートル未満は徒歩による集団登校」 「4キロメートル以上は、 スクールバス」 とされている通学方法についても言及。
児童数の減少により集団登校ができない地域や、 低学年児童だけでの徒歩通学を余儀なくされることもあり、 「市の基準に従うことは難しい」 とし、 「児童の安全を図るため、 暫定的な手段としてスクールバスの利用を含めた通学方法などを協議し、 通学路の安全を図るための条件整備を進める」 とした。
また、 統合に必要な事項としては、 城北小学校体育館などの施設整備に配慮が必要とした。
統合時期は 「2013年4月1日」、 統合位置は 「城北小学校」 とするこれまでの方針を継承している。
両校の統合については、 昨年10月に小中学校適正配置等審議会が、 「8年以内に早期の実施が望ましい」 と答申したことを受け、 今年3月に地域住民や保護者らで構成する研究会が発足。 6月からは推進委員会が議論を引き継いでいる。