せき続く時は相談を 結核週間でPR 健康福祉事務所

2011.09.18
ニュース

 結核予防週間 (9月24―30日) に合わせ、 丹波健康福祉事務所が県柏原総合庁舎ロビーでパネル展示やマスク入りチラシを配布する。 早期発見、 早期治療につなげようというもので、 「2週間以上せきが続く場合は、 医療機関や福祉事務所に相談を」 と呼びかけている。

 人口10万人対の罹患率が、 丹波圏域は昨年、 29・8と、 国 (18・2)、 県 (20・9) を上回った。 昨年は47都道府県でワースト5となるなど、 例年罹患率が高い兵庫県にあって、 丹波圏域は、 県の値を過去5年間で3度上回っている。

 2008―10年の3カ年の新規結核患者67人のうち、 70歳以上が38人で57%を占める。 高齢者に多いのは、 過去に結核に感染していた人が、 加齢により体力が低下し、 発病するためと考えられている。

 同事務所 (健康管理課0795・73・3765) は 「今年も8月末で17人が確認されている。 長引くせきは相談を」 と呼びかけている。

 若年層に啓発すべく、 マスク入りのチラシは、 「予防週間」 終了後の11月、 コンビニエンスストアを中心に、 4500セット程度を置く予定。

 

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