篠山市が来年度から、 JR篠山口駅―大阪駅間の通勤者の特急料金と、 市内の高校に通う一定距離以上の高校生の通学費を助成することを検討していることが分かった。 定住促進施策 「ふるさと篠山に住もう帰ろう」 の一環で、 来年度予算に計上する予定。 14日に行われた議員全員協議会で市が示した。
篠山口駅―大阪駅間の特急の通常料金は940円。 現在、 通勤通学定期券の所持者に限って購入できる 「丹波路自由席回数特急券」 について助成する。 同券は特急列車の普通自由席が利用できる6枚綴りの回数券で有効期限は1カ月。 JRが1冊3000円 (1枚あたり500円) で販売しているが、 市が助成するのは半額の1500円 (年額1万8000円)。 実質、 1回250円で利用できることになる。
市は、 調査から対象者が250人いると推測。 来年度計450万円を予算計上する。
また、 通学助成対象は、 自宅から高校までの距離が10キロ以上の高校生。 バスなどの公共交通機関の利用料金のうち、 1カ月1万5000円を超える額を助成する。 また、 自転車通学の場合は、 3年間の就学期間で1回2万5000円を助成する。
市は、 調査から通学助成対象者が190人いると推測。 約625万円を来年度予算に計上する。