見通し「悪い」83% 中兵庫信金調査 今年の景気

2012.01.12
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 中兵庫信用金庫が昨年12月に実施した調査 「2012年の経営見通し」 で、 今年の日本の景気見通しについて 「やや悪い」 が39・7%、 「悪い」 が37・7%、 「普通」 が14・4%で、 「やや悪い」、 「悪い」、 「非常に悪い」 と答えた企業を合わせると全体の83・2%となった。 自社の景気見通しは 「やや悪い」 が45・1%。 「普通」 31・8%、 「悪い」 15・3%の順で、 「やや悪い」 と 「悪い」 とを合わせると6割あったが、 国内景気ほどには 「悪い」 の見通しは低かった。

 自社の売り上げの伸び率見通しは、 昨年と比べて 「変化なし」 が44・7%で、 「10%未満の減少」 が26・2%だった。 「増加する」 と答えたのは15・3%にとどまった。

 自社の業況が上向く転換点の見通しは、 「見通しが立たない」 が42・1%、 「3年超」 が14・6%、 「2年後」 が13・1%、 「3年後」 が10・3%という結果。

 自社の事業展開で、 今後成長・拡大を期待する分野は、 「特にない」 が24・9%。 「地域活性化・町おこし」 が21・2%、 「環境・エネルギー」 が17・5%、 「介護・医療」 8・6%、 「農林水産業」 7・9%、 「健康産業」 6・1%、 「海外事業」 5・4%、 「IT関連」 4・5%などだった。

 同金庫が、 四半期ごとに行っている景気動向調査に合わせて聞いた。 丹波市、 篠山市を含む同金庫営業エリアの418社から回答を得た。

 

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