高まる「ケータイ」依存 中学生37%「2時間以上使用」 丹波市教育委員会が調査

2012.02.09
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 丹波市教育委員会は、 市内の小学高学年 (4―6年) と中学生全員を対象にした携帯電話やインターネットの利用についての実態調査結果をまとめた。 携帯電話の所持率は、 小学生全体で9・9%、 中学生全体で24・9%。 前年の小学生10・1%、 中学生25・3%より若干減少したものの、 「携帯電話を2時間以上使用している」 との回答が小学生で10%、 中学生では36・7%に達した。 女子に限ってみると、 44%という高い数字になり、 男子を16・6上回った。 中学生の約2割が1日に50回以上、 メールを使っていることがわかるなど、 携帯やメールが小中学生に普及している実態がうかがえる。

 同調査は4年目。 昨年9月から10月にかけて無記名でアンケートを行った。 有効回答数は、 計4059人。 携帯電話の所持率は、 学年が上がるにつれて、 アップする傾向。 中学生では女子の所持率が男子よりも高かった。

 小学生は親や家族との通話やメールが多く、 中学生では友だちとのメールが多い。 小学生でインターネットの携帯サイトを見るという回答は昨年よりも大きく増加した。 1日に携帯メールを使う回数は、 小学生では50回以上が3%、 中学生になると19%と大幅に増加。 「50回以上」 の割合が、 前年の調査より、 5・3も増えた。

 携帯電話を所持した時期は、 小学生では3年生からが最も多く、 中学生では1年から所持した生徒が目立った。 所持するきっかけは、 「親に買ってもらった」 「親の買い換えにより、 もらった」 がほとんど。 中学生では、 「塾から配布された」 というケースや、 防犯・安全対策のために、 保護者が所持させているケースもあった。

 

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