丹波市の一部が、 関西電力高浜原発 (福井県高浜町) から50キロ圏の 「被爆を避けるための防護措置を実施する地域」 に指定され、 原発事故を想定した対策が求められている市は、 2月末にも放射線量計を購入。 市内6カ所で定点観測を実施し、 市のホームページで公表する。 また、 新年度には、 放射能汚染に対する正しい知識を周知するため、 市民向けの講演会やパンフレットの配布も計画している。
15日に行われた丹波市防災会議で明らかにした。
放射線量計1台を購入 (約50万円)。定点観測地点は、 各支所を想定しており、 月1回程度を予定。
新年度には市民向けの講演会やパンフレット配布のほか、 庁内においては専門家を招いて原発事故発生時の庁内の対応や体制、 人体への影響、 避難体制などについて調査研究を行う。
市防災対策室は、 「放射線観測を継続しながら、 原発事故にはどんな物、 体制の備えが必要なのか研究していきたい」 と話している。