「4小学校は現状維持」住民の意見聞く 山南の教育考える会

2012.03.01
ニュース

 山南地域のこれからの教育を考える会 (柳川瀬義輝会長、 27人) は2月25日、 やまなみホールで今年度中に市教委へ提出する 「2中学校の統合」 と 「4小学校の現状維持」 を柱とする提言案への意見を求める住民フォーラムを開いた。

 2中学校の統合、 4小学校の▽統合▽学校選択制▽小規模校ネットワーク―の3案について検討した結果を報告。 生徒数の減少で部活動など、 教育に支障が出ている中学校は 「早期の統合が望ましい」 とした。 小学校は将来的には4校の統合が望ましいが、 現時点での統合は児童数が多すぎるとし、 「4校を存続させ、 児童数の推移を見て、 検討していく」 べきとした。 学校選択制は 「デメリットが多く、 効果的ではない」、 小規模校ネットワークは 「効果はあるも負担が大きく、 小規模校の問題は消えない」 とした。

 質疑応答では 「統合後の教育環境はどう検討したのか」 など、 統合の詳細に質問が集中。 同会は 「提言は適正規模や配置の考えをまとめたもの。 統合の詳細に関する検討は、 次に設置されるだろう委員会が行うだろう」 と説明した。

 

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