篠山市議会議員選挙 (4月22日投開票、 定数18) の告示 (4月15日) まで、 あと1週間となった。 4月6日現在で立候補に関する届出予備審査を受けた立候補予定者は現職17人、 新人4人の計21人。 ほかに立候補の表立った動きはない。 ある現職は 「4人の新人はいずれも認知度が高く、 強いという印象」 と気を引き締めるなど、 少数激戦の様相を見せる。 各立候補予定者はどのような動きを見せているかを追った。
地区別の立候補予定者は、 ▽多紀地区3人▽城東地区2人▽篠山地区7人▽丹南地区6人▽西紀地区2人▽今田地区1人―。
早くから後援会活動を始め、 認知度を上げるために、 ほぼ毎日、 駅前であいさつを続けている新人もいる。 「地元中心で活動し、 そのほかは同級生や知人を探して」 とさらなる知名度アップを目指す。 また、 別の新人も立候補表明から、 朝立ちを欠かさない。 出身地や住所地での協力者を広げ、 選挙準備を整えている。 別の新人も地元中心で動く予定で、 地元交差点での 「辻立ち」 で存在感をアピールしている。
一方、 現職は前回、 初当選の候補者が13人と多く、 さらなる知名度アップを図る。 早くから 「辻立ち」 する候補者もいれば、 「これまでの活動報告などで十分訴えてきた」 として、 「辻立ち」 をせず、 選挙準備に力を入れる候補者もいる。
現職の中には、 「ムラ型選挙」 からの脱却を考え、 地元自治会の支援を受けず、 より広範囲の活動を模索している候補者もいる。
前回選挙では16人の新人が出馬した。 今回は新人が少ないこともあり、 「投票率が下がるかも」 と予想する現職や、 「選挙の関心が前回と比べ低い」 と感じている現職もいる。 前回の当落ラインは800票前後。 今回は現在のところ、 「3超」 の見込みで、 当落ラインが上がるとみられるため、 現職候補者たちは票の上積みを狙っている。
市選挙管理委員会は選挙ポスター用掲示板の設置を始めており、 4月11日までに53区計359カ所の設置を完了する予定。