「被災者支援キャンドル」市民が協力1000個完売 追加で製造、取引先募る

2012.05.13
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 東日本大震災で被災し、 仮設住宅で暮らす高齢者の生きがいづくりにと、 石巻市の主婦、 赤坂千秋さん (丹波市氷上町北野出身) が企画した非常用キャンドル 「こころキャンドル」 の販売に、 丹波市内の11の個人、 団体、 事業所から協力の申し出があり、 当初予定の1000個を売り切った。 予想以上に協力の申し出があることから、 1000個を追加で作る。 赤坂さんは 「故郷のみなさんのおかげで、 仮設の人たちに内職仕事を続けてもらえる」 と感謝している。

 赤坂さんが材料を購入し、 仮設住宅の高齢者にロウソクやマッチなどをセットにする内職仕事を依頼。 収益から内職代を支払う。 赤坂さんによると、 作業は集会所で集まってしており、 「おしゃべりしながら楽しい時間を過ごしてもらっている」 という。

 丹波地域では、 4月8日の水分れ祭りで、 ひかみ東商工倶楽部 (足立拓紀部長) が100個を販売したのが最初。 店頭で販売しているのは、 ヤマザキYショップおぎの (同市春日町中山、 荻野幸一朗さん経営)、 山名酒造 (同市市島町市島、 山名純吾社長)、 加納屋 (同市氷上町本郷、 加納剛太店長)。

 キャンドルセットは1個280円。 1個につき10円を震災遺児支援に寄付する。 「内職をお願いしている人たちは、 続けたいと言われている。 需要がないと続けられない。 引き続き協力を」 と、 キャンドルを置かせてくれる店舗を募っている。

 赤坂さん (080・3198・8541、http://kokorocandle.web.fc2.com/)。

 

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