廃ペット容器で「ピン」 発明愛好家・正呂地さん

2012.06.24
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 丹波市氷上町横田の発明愛好家、 正呂地庸晃さん (80) が、 ボウリングに似たゲーム 「すってんころりんボール」 を考案した。 道具も、 廃ペットボトルを利用し、 自作。 「ピン」 に工夫がされており、 ボールが当たっても遠くに転がらず、その場所で倒れたり、派手にはねたりと多彩な動きをする。 「老若男女楽しめる。 貸し出すので興味のある人は連絡を」 と話している。

 10本の廃ペットボトルを並べ、 2投し、 倒れた本数を競う得点競技。 「ボウリングはやったことがなく、 ルールが分からない」 という理由で、 ストライクは20点、 スペアは10点と、 独自の計算式で得点を集計する。

 ピンの倒れ方に正呂地さんの研究が詰まっている。 キャップの下にボルトを取り付け、 上部を重くすることで、 細工なしの空のペットボトルを倒したのでは生じない動きを生み出すことに成功した。 ボウリングの球で倒されたピンのように、 派手な動きをする。

 安価で作れる遊び道具をと、 廃ペットボトルに着目。 「ただ倒すだけではありふれていてつまらないので、 何かおもしろさを加味できないかと考えた」 と正呂地さん。 コンクリートを流し込むなど、試行錯誤を重ね、最終的にボルトを取り付けることを思いついたという。

 ペットボトルのピンは、 小 (350ミリ)、 中 (500ミリ)、 大 (1リットル) と3サイズ作っている。

 「屋内、 屋外、 どちらでも遊べる。 高齢者の施設や子どもたちに遊んでもらえれば」 と話している。

 正呂地さん (0795・82・0439)。 

 

写真・ボルトを取り付ける工夫を施したピンを手にする正呂地さん

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