篠山体験の企画団体結成 魅力の情報発信担う

2012.07.12
ニュース

 30、 40歳代の女性3人が 「篠山の暮らし」 を素材に、 さまざまな団体と連携して交流や体験プログラムを企画する団体 「ROOT」 (ルート) を設立。 7月16日から河原町125番地に事務所を構えて活動を本格化する。

 福住で人口倍増計画を推進している 「ふくすみ2030プロジェクト」 メンバーで、 さまざまな篠山の体験型プログラムを企画立案している谷垣友里さん (38) =篠山市黒田=、 ガーデンデザイナーで、 丸山集落の古民家を利用した宿泊施設やレストランの活性化に携わった月江潮さん (41) =多可町=、 丹波の森研究所の研究員で、 篠山市内のレンタサイクル事業に関わった片平深雪さん (36) =西宮市=の3人。

  「篠山好き」 の3人は、 「篠山の魅力をもっと多くの人に体感してもらいたい」 「篠山の情報発信をしたい」 と5月に団体を設立。 ▽日置の複合店舗 「ささらい」 と連携し、 「基本から学ぶ出汁づくり」 や発芽玄米を使った塩糀 (こうじ) 作り▽福住のイタリア家庭料理店 「トラットリア・アル・ラグー」 とエンドウマメのスープ作り▽実行委員会の一員となり、 市内の4会場で音楽と料理を楽しむ 「おいしい音楽祭」 ―などに関わってきた。

 7月22日と8月26日、 「丹波篠山の城下町・武家屋敷と町家めぐりレンタサイクルツアー」 を歴史美術館と共催。 8月には、 「トラットリア・アル・ラグー」 とエスプレッソを楽しむ会のほか、 デカンショ祭の時は、 地元の酒屋とワンコインワインバー、 10月に一般社団法人ノオトと春日神社で狂言体験―などを計画中。 このほか、 後川の里山セミナーハウス 「天空農園」 とダッチオーブン料理、 NPO法人集落丸山で篠山巡りと宿泊をセットにしたプログラム―なども予定している。

 

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