2年連続で「春高」へ 氷上高校女子バレーボール部

2012.12.06
ニュース丹波市

 氷上高校女子バレーボール部が、 来年1月5日にさいたまスーパーアリーナ (埼玉県) で開幕する 「全日本高校選手権 (春の高校バレー)」 に兵庫県代表として出場する。 今年の同大会で20年ぶりの決勝進出を果たし、 準優勝。 全国銀メダリストのプレッシャーと戦いながら、 このほど行われた県予選では粘りのある守備とブロックで、 相手にプレッシャーをかけ続けて2連覇を達成、 出場権を得た。 氷上はシードで2回戦から登場。 古川学園 (宮城) と長岡商 (新潟) の勝者と対戦する。

 県予選決勝の相手は、 須磨ノ浦。 第1セットは立ち上がりを攻められ、 8点差までリードを広げられたところから逆転 (25―21)。 第2セットは逆にゲーム中盤までリードしていたものの後半に逆転された (22―25)。

 セットカウント1―1で迎えた第3セット。 18―24と先にマッチポイントを取られたが、 サーブで崩し、 レシーブでつなぐバレーで連続8ポイントの猛反撃をみせて逆転 (26―24)。 第4セットもデュースにもつれたが、 先にポイントを取るかたちでゲームを進め、 最後は相手のアタックミスを誘って全国行きを決めた (28―26)。

 現3年生は、 1年生の時に 「春高」 に行けない悔しさを体験した学年。 秋の国体で初戦敗退して以降、 悪いイメージを引きずっていたが、 春高予選を前に 「3年生がひっぱっていこう」 と話し合い、 選手だけのミーティングも取り入れ、 気持ちを切り替えた。

 エースの山本紗良主将 (3年) は、 「国体後は、 これまで以上にコースや強弱を考えながらスパイクを打つようになった」 と話す。 昨年のメンバーよりも平均身長が高くなり、 「県予選でやれた粘りのある守備を維持しつつ、 高さを生かした攻撃で、 もう一度決勝の舞台へ行きたい」 と意気込む。

 篠山東中出身の西垣戸蒼海さん (2年) は、 「3年生にひっぱってもらい、 全国に連れて行ってもらえる。 ブロックを磨き、 試合に出られるようにがんばりたい」 と話している。

 国体後、 「 『勝ちたい』 という意地を前面に出せ」 と、 気持ちの面での奮起を促した川釣修嗣監督。 「3年生にとっては最後の大会で、 全国決勝の経験が生かせる。 集大成のつもりで自分たちのプレーができるようにもっていきたい。 そのためにサーブ、 サーブレシーブを磨く」 と話す。

 冬休みに入ればすぐに遠征合宿に出発。 正月返上で大会に臨む。

 

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