冬の観光名所、 「丹波大森夢ナリエ」 (丹波市氷上町谷村、 大森義一さん宅) が、 2年ぶりに再開された。 17万個の電飾で家と畑を彩る光のショー。 訪れた見物客たちは、 まばゆい光に感激している。
母屋と木屋、 その間の畑に、 光のアーチやツリーなどを飾る大森夢ナリエは、 2000年に始まり、 年々規模を拡大。 手作りの人形など、 子どもも楽しめる趣向が凝らされており、 個人では丹波市内最大のイルミネーションとして、 クリスマスから年末年始を彩ってきた。 昨年は、 東日本大震災を受け、 節電に協力しようと自粛した。 昨年、 中止を残念がる多くの声が寄せられたこと、 大森さん宅と同様に昨年は電飾を見合わせた所で再開の動きが広がっていることから、 「楽しんでもらおう」 と開催を決めた。
大森さんの長男、 栄司さん (43) を中心に、 一家総掛かりで2カ月半かけて準備。 今年は、 ビニールハウスの骨組みを利用したアーチなど、 人が歩く所に電球を集中させ、 より明るく感じられるよう工夫。 栄司さんがビニール袋を使って手作りした動物やアニメキャラクターの人形も、 「陸」 「海」 などのテーマに合わせ、 約80体を配置。 丹波竜のマスコット 「ちーたん」 も新たに仲間に加わった。
栄司さんは、 「足を運んでもらった人には喜んでもらっている。 こちらの想定と違う反応をするので、 子どもの感想を聞くのがおもしろい」 と話している。
午後5時―10時。 大晦日のみ午前1時まで。 1月15日まで点灯する。