中兵庫信用金庫が実施した2013年度の経営見通し調査の結果がまとまった。 日本の景気見通しも、 自社の見通しも厳しい見方が大勢を占めた。
日本の景気見通しは、 「やや悪い」 が45・7%、 「悪い」 が28・9%、 「非常に悪い」 が3・3%と、 77・9%に達した。 「普通」 が15・8%、 「やや良い」 が5・5%、 「良い」 は0・5%、 「非常に良い」 は0・3%だった。
自社の景気見通しは、 「やや悪い」 が38・8%、 「普通」 が30・6%、 「悪い」 が19・3%。 「やや悪い」 「悪い」 「非常に悪い」 で60・9%を占めた。 一方、 「やや良い」 は7%、 「良い」 は1・5%。 「非常に良い」 との回答はなかった。
自社の売上の伸び率は、 昨年と比べ 「変わらない」 が42・2%。 「10%未満の減」 が28・4%、 増加するとした回答の合計は16・6%あり、 うち、 「10%未満の増加」 が9・5%だった。
自社の業況が上向く転換時期の予想は、 「業況改善の見通しが立たない」 が39・9%。 「3年超」 と 「1年後」 が共に14・2%。 以下、 「2年後」 が9%、 「すでに上向いている」 が8・5%、 「6か月以内」 が8・3%、 「3年後」 の5・9%―の順。
13年度以降を見通した場合、 どんな経済的、 社会的事象が自社の経営に影響を及ぼすかは、 「消費税の引き上げ」 が33・1%、 「国内政局の混乱」 が18・7%、 「原材料価格・資源価格の高騰」 が13・3%―の順。
同金庫が取引先企業に実施する景況調査 (12月) に合わせて実施した。