兵庫県立ささやまの森公園 (篠山市川原) が4月21日から、 年貢の徴収をのがれるための 「隠し田」 跡を使った米作り体験イベント 「隠し田復活大作戦」 を始める。 森づくり担当の職員、 中西千秋さんは 「昔の農家の苦労を感じながら、 楽しく米作りしませんか」 と参加親子を募っている。
同公園入口から山へ約200メートル登ったところの谷筋に、 5枚の棚田、 計10アールの隠し田がある。 体験では、 そのうちの1枚を使用する。 地元住民によると、 昭和40年代まで米作りをしていたという。
体験は、 1回目の21日午前10時―午後3時、 備中鍬で耕し、 田均 (なら) しする。 2回目の5月26日午前10時―午後3時、 苗を手植えし、 獣害対策のネットを張る。 3回目は9月に手刈り、 4回目の10月に収穫祭を開く。 希望者は、 手刈り後に足踏み機で脱穀体験できる。
対象は、 4回とも参加できる小学生以上の親子。 先着20人。 参加費は1人500円。 弁当、 飲み物を持参。 膝まである長靴、 ゴム手袋など、 作業できる服装で参加を。
申し込みは、 同公園 (TEL079・557・0045)。