青垣4小学校の統合小の用地を選定する兵庫県丹波市青垣地域市立小学校統合準備委員会の専門部会 (足立英俊部会長、 15人) が、 「佐治小の用地を活用して早期に4小学校の統合をめざす」 とする報告をまとめた。 5月7日に開く同準備委員会 (足立仁委員長、 35人) で報告する。 合意が得られれば、 同小用地に決まる。
青垣中隣接地を第一候補に考えていたが、 施設整備に時間がかかり、 開校時期が遅れることを理由に、 断念。 別用地を検討した。
市教育委員会が示した工程表で、 統合小に必要なおおむね2万平方の土地を新たに求めた場合、 5年程度の時間を要するとされたことから、 時間的な制約があるなかでは困難とし、 市が所有する既存用地の活用が現実的と判断した。
既存用地として、 青垣4小学校の用地を検討。 遠阪小 (1万1928平方メートル)、 神楽小 (1万2691平方メートル) は、 必要面積に満たず、 芦田小 (1万7864平方メートル) と佐治小 (2万788平方メートル) でさらに検討を加えた。 町の中心部に位置し通学の利便性が高いことと、 青垣地域の教育を考える会の提言にある 「小中一貫教育」 の対応を考えた時、 青垣中学校に近い佐治小が最善と判断した。
足立部会長は、 「青垣中隣接地が困難になり、 苦渋の選択。 少子化の現状を鑑みると、 いたずらに先延ばしすることはできないと判断した」 と述べた。 また、 「あくまでも用地の活用で、 校舎の活用ではない。 佐治小用地に統合小の新校舎建設を求める」 と話している。