丹波市内の一部地域で、 ホタルの乱舞が始まった。 5月23―24日ごろから飛んでおり、 梅雨の中休みで晴れて気温が上がった30―31日には、 暗闇の中、 無数のホタルが求愛の光跡を描いた。
氷上町石生の高谷川では、 水分れ交差点近くで24日ごろから飛び始めたという。 近くに住む人によると、 「例年月末から楽しめるが、 今年は数が多いよう」。 青垣町芦田地区では 「全部放したが、100匹以上網ですくった。 本が読めるぐらい明るかった」 という人も。 山南町谷川の川でも飛んでいるという。
青垣いきものふれあいの里 (青垣町山垣) の遠阪川ホタル観察会は今月23日と、 市内でも発生時期にかなりのばらつきがある。
同施設運営委員長の足立勳さんは、 「3月末から4月にコンスタントに雨が降り、 何度も幼虫が上陸する機会があった。 今年は長く見られるだろう」 と話している。