ネパールに小学校を建設するなどの教育支援活動や、 農業経営の改善協力、 異文化交流などを展開している 「篠山ナマステ会」 (小嶋英毅代表) が、 ネパールの小中学生との絵画交流を企画し、 市内の全小中学校の児童・生徒を対象に作品を募集している。 同会幹事の渡辺拓道さんは、 「篠山とネパールの子どもたちが、 絵画を通じて言葉の壁を乗り越え、 理解が深まっていけば」 と期待している。 集まった作品は、 7月に実施するネパールスタディーツアーに持参し、 現地の学校での交流事業に活用、 展示する。
7月27日―8月5日の9泊10日の日程で、 恒例の同ツアーを実施。 首都カトマンズの東、 カブレパランチョーク郡ガハテ村に2001年、 ナマステ会が建設したセティディビ小学校と、 その近郊のラダ・クリシュナ小中学校の2校で絵画交流を行う。 持参した絵画作品を見せながら、 日本の文化や篠山を紹介する。 今後、 両校の児童・生徒からも絵画作品を募り、 篠山で絵画展を開催する。
絵画のテーマは、 「私の暮らす篠山」。 日本や篠山を紹介する内容の作品を募集する。 サイズは、 4切 (392ミリ×542ミリ) もしくは8切 (271ミリ×392ミリ)。 画材は、 絵の具や色鉛筆、 クレヨンなど自由。 応募の締め切りは7月20日。 作品は各学校に提出する。 応募者にはもれなく、 ネパールの文具を記念品として贈る。
絵画作品募集にあわせて、 同ツアーの参加者も募集している。 ツアーの主な内容は、 両校での絵画交流のほか、 ガハテ村の視察や首都カトマンズとその近郊の観光など。 対象者は、 小学生以上でハイキング程度の山歩きができる人。 小中学生は保護者同伴。 参加費は一人22万円。 学生 (小・中・高校生) には1人あたり5万円の補助がある。 申し込み締め切りは22日。
申し込みは、 同会事務局の若狭幹雄さん (079・594・1407)。