ゲンジボタルが終わりに近づき、 丹波市内で森に住む 「ヒメボタル」 が見頃を迎えている。 今年は発生が遅れ、 やきもきしていた観賞イベントに携わる関係者は胸をなでおろしている。
陸生の貝をエサに育ち、 オスは0・5秒に1度、 カメラのフラッシュのような小さな光を発し明滅する。 メスも光るが、 羽が退化し、 飛ぶことはできない。
山南地域で6月15日から7月6日まで毎週土曜に開かれている 「姫ボタルまつり」。 実行委員長の藤原利正さん (山南町梶) は、 「発生が10日遅れていたが、 段々追いつき、 例年通りに戻った。 今が絶好調」 と言う。 沼貫地区で22日に観察会を開いた沼貫の文化を耕す会の進藤敏郎さん (氷上町新郷) も、 「直前まで全然姿が見えず、 どうなるんだろうと心配したが、 間に合い、 参加者に喜んでもらえて良かった」 と胸をなで下ろしている。