篠山市宇土に7月23日、 コウノトリが飛来し、 同集落の佐圓茂雄さん (77) がその優美な姿を写真に収めた。 「足環をしていたので、 豊岡から飛んできたのでは」 と佐圓さん。 「幸せを運ぶ鳥と言われている。 近々、 何か良いことが起こるのでは」 とほほ笑んでいる。
午前8時20分ごろ、 近所の人から 「田んぼにツルみたいな奴がおる」 と連絡を受けた佐圓さん。 早速カメラ片手に現場へ出かけた。
しばらく田んぼでえさをついばんでいたが、 人の気配を感じ、100メートルほど離れた電柱のてっぺんに移動。 間もなく、 どこからともなくカラスやシラサギが飛んできて、 コウノトリめがけてすれすれに飛ぶなどの威嚇行動を見せたが、 素知らぬ顔で堂々としていたという。
佐圓さんはカメラを手に、 「だるまさんが転んだ」 の要領で、 撮影しながらゆっくりと距離を縮め、 最終的には20メートルほどまで近づくことができ、 アップでの撮影に成功した。